2021年3月25日木曜日

私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 8

始祖様は「枯れた胃腸」の持ち主なので、実際は食べ物を食べられません 無理に食べさせると吐いてしまいます
パスカル「始祖様、おひとついかがですか?」
執事「私が腕によりをかけて作りました」
始祖「…いらねえ」
執事「じいが作る料理はお口に合いませんか」
パスカル「こんなに美味しいのに」
始祖様の行動予定に「ゴミ捨て」が入っています ぐうたら者の設定ですが、実はとっても働き者なんです
パスカル「またですか 何故いつもいつも私の部屋で昼寝をされるのでしょうか?」
始祖「理由は3つある」
パスカル「! 起きていらしたんですか」
始祖「ひとつ目は、この部屋は俺の部屋と違って日当たりが良い ぽかぽかしていて気持ちいい」
始祖「ふたつ目は、このベッドのスプリングが気に入っている」
パスカル「そうですか …で? みっつ目は?」
始祖「…う(しまった)」
パスカル「みっつ目は何ですか?」
始祖(…ホントはおまえを誘っているんだって、言えるわきゃないだろう)
始祖「それは秘密です」
パスカル「何ですか、それ」
パスカル「まあ、ここで昼寝するのが始祖様の息抜きになるとおっしゃるのならしかたありませんね」
始祖(息だけでなく、別の物も抜きたい) ←お下品w 
パスカル「そういえば、最近、煙草をお吸いになりませんね」
始祖「禁煙中です」
パスカル「はい?」
始祖「だって、身長が伸びなくなると困るだろう」
パスカル「ぷっ(背が低いこと、気にしてたんだ)」
始祖「あ、てめえ 笑ったな」
パスカル「くっくっくっ(笑)」
始祖「しつこく笑うなっ!! ちょっとばかり、俺より背が高い※と思っていい気になるなよ」
※注:15歳当時の始祖様は、パスカルより1インチほど背が低いというマイ設定です
始祖「安心しろ おまえがエロ本見ながらシコッている時は、入室しないくらいの気遣いはできるから」
パスカル「シコッてません!! …てか、エロ本も持ってませんってば!」
始祖様の辞書には「デリカシー」という言葉は載っていません


2021年3月22日月曜日

私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 7

ヴァンパイアのカップルに祝福を与えるのも始祖の仕事である
始祖「ウォーガン・ヘムロック、汝はこのモリガン・アッシュベリーを妻として」
始祖「病める時も健やかなる時も」
ウォーガン「愛してるよ、ハニー♪」
モリガン「あたしもよ♪」
始祖「………」
ヘムロック夫妻「いっちゃら、いっちゃら」
始祖(こいつら、俺の話なんて100億パーセント聞いてないな)
始祖「プレイボーイのおまえがまさかこんなに早く結婚するとは思わなんだ」
ウォーガン「プレイボーイはひどいな ヴラド、いや始祖様」
ウォーガン・ヘムロックと始祖様は幼なじみなのです
ウォーガン「モリガンに初めて会った時確信しました、彼女こそ俺の花嫁になるべく産まれてきた女性だと」
始祖「あ、そ」
ウォーガン「そういえば、スレイヤー卿の『摂政』のお話を断ったそうですね」
始祖「おじ貴の奴、今度は見合い写真を山のように持ってきやがった」
ウォーガン「見合い!? あなた、まだ15歳でしょう?」
始祖「今のうちに婚約だけして、18歳で成人したら即・結婚だとさ」
始祖「考えてもみろ 見合い相手はすべておじ貴の息がかかった名家のご令嬢ばかりだ この歳で首に鈴を付けられるのはまっぴらごめんだ」
Ziggy「にゃ?」
モリガン「ふふふ おいで」
ウォーガン「ところで、始祖様にはお好きな方はいらっしゃらないんですか?」
始祖「…気になっている奴がひとりいる、人間だがな」
ウォーガン「へえ 可愛い子ですか?」

 始祖「いや、全然 動物に例えるとチベットス
 ナギツネみたいな面(ツラ)だ」
 ウォーガン「…… 始祖様、趣味悪いですね」
始祖「大きなお世話だ」
今日の花嫁1:ゴミ捨てはしなくてけっこうです
今日の花嫁2:皿洗いもやめてください


2021年3月20日土曜日

私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 6

★警告! NSFW!!
パスカル「お話というのは何でしょうか?」
執事「うむ」
執事「坊ちゃまのことだ」
パスカル「……」
執事「我々はしょせん使用人だ いくら坊ちゃまと親しくなっても」
執事「超えてはならん一線がある」
パスカル「!?」
執事「それだけは忘れなさんなよ」
パスカル「……」
執事「…わしが言いたいことはそれだけだ」
パスカル「……」
この人は、おそらく、あの夜※のことをご存知なのだ
参照:The Another Story #9(R18)
そう わかっている あれは 
けっして 愛を交わし合ったのではない
体を重ねることで お互いの孤独を埋めたに過ぎない
そう 愛なんかじゃない
始祖様に愛されているなんて 
思い上がるなよ、と
…でも 
あなたを密かに思うことくらいは 許してもらえますか?
始祖「くかーっ」
パスカル「…何故、この人はいつも無断で人の部屋に侵入するのだろう?」
今日のふたり1:学校へ行こうとするといつも(プレイヤーによって)キャンセルされます
今日のふたり2:
始祖「なんでおまえの部屋に入っちゃいけないんだ? 俺に見られてはいけない物でも隠しているのか? 
…エロ本とか」
パスカル「隠してません!」
今日のふたり3:安心してください、はいてますよ
いかにして海パンが映りこまないように撮るか、プレイヤーは異常なまでに執念を燃やしています
そのエネルギーを他に使えよ、とか言わないでください