2021年7月29日木曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 番外

始祖「ダイスケ・ウィルソン※か 自動生成のNPCにありがちな適当感あふれる名前だな」← メタ発言w
ダイスケ「お誉めに与り光栄です」
始祖(誉めてねえけど)
始祖「さっきからツッコもうと思っていたが、何故傘を差している?」
ダイスケ「これは異なことをお尋ねになりますね 雨が降っているからに決まってます」
始祖「確かに外は雨が降っている 俺が訊きたいのは、おまえが家の中で傘を差している理由だ」
ダイスケ「おそらくバグでしょう」← メタ発言はやめれ
始祖「うちに来るまでの職歴は?」
ダイスケ「保育士をやってました それから妖精も少々♪」
始祖「あいにく、うちは妖精MODは導入していない」← メタ発言はやめろと
ダイスケ「優美な純白のパンツをお見せできないとは残念です」
始祖「(見せられなくてよかった) おまえにやってもらいたいのは主にガーデニングだ 庭師の経験は?」
ダイスケ「いえ、全然 これから覚えます」
始祖「まあいい パスカルに色いろと教えてもらえ あいつのガーデニングスキルはレベル9だ 
それにおまえと同様、職業NPCから操作シムに成り上がった奴※だ きっとウマが合うだろう」
※注:パスカルは元もと始祖様邸に派遣された執事でした 紆余曲折を経てレギュラー入りしました
…ということで始祖様邸に新しい住人が加わりました 
※注:「幸福おじさん」ことダイスケ・ウィルソン氏は某Sさんがギャラリーで共有されています(EAアカウントID:suger0520me)
しょっちゅう「誰かを誘惑したい」とか「ウフりたい」の願望を出す要注意人物ですw
執事「坊ちゃま 本当にあの男でよろしかったのですか?」
始祖「まあ、いいんじゃない? 退屈しのぎになりそうなキャラだし」


2021年7月28日水曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 7

パスカル「Ziggy、ご飯だよ」
Ziggy「な♬」
Ziggy「♪~」
執事「坊ちゃま? 坊ちゃま?」
執事「パスカル、坊ちゃまの姿をお見かけしなかったか?」
パスカル「いえ 昼食の後は一度も」
執事「新しい使用人との面談があるっていうのに、どこへ行ってしまわれたか」
パスカル「……」
パスカル(あ! もしかして)
パスカル「やはり… 昼寝をするのはここと決めていらっしゃるようだ」
ちなみに、ここは始祖様の部屋ではなくパスカルの私室である
パスカル「始祖様、起きてください」 
パスカル「執事さんが困って」
パスカル「(ぐいっ)え? わっ!?」
(どさっ)
始祖「やらないか?
パスカル「…… いいですね、チェスですか」
始祖「……」
パスカル「それとも将棋? 私、囲碁もけっこう強いんです」
始祖「てめえ、ボケもそのくらいにしておけ この体勢でやるといったらウフフに決まってるだろうが」
パスカル「…… 私はあなたの世話係ですが、下半身の世話までは職務に含まれていません」
始祖「ああん?」
パスカル「性欲処理ならご自分で何とかなさってください」
始祖「まっ昼間から小っ恥ずかしいことを抜かすな(しかも大きいフォントで) デリカシー欠如だな」
パスカル「あなたにだけは言われたくない台詞です それに、先に話題をふったのはご自分でしょうが」
パスカル(そうだ、もう二度とあんな夜を重ねてはいけないのだ 二度と…)
始祖(はは~ん 察するに、じいに何か言われたな 俺と親密になりすぎるなとかどうとか)←こうゆう勘は鋭い
始祖「ふん、つまんねえ奴」
パスカル「それより、先ほどから執事さんがあなたを探していましたよ 新しい使用人との面談があるとか」
始祖「…あ、忘れてた」
始祖「邪魔したな(どろんっ)」
パスカル「…… ふう」
パスカル「…危なかった 一瞬ムラッときてしまった」←笑


2021年7月27日火曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 6

アーロン「どうだね、ヴラド 気に入ったのはどのお嬢さんかな」
始祖「全員です」
アーロン「は!?」
始祖「ですから、俺は4人全員を妻にしたいと」
アーロン「▼×□○÷△■~!!」
アーロン「そ、そんなことできるわけが」
始祖「おや? お祖父様の時代は一夫多妻制※でしたよね また復活させればいいでしょう」
注:ヴァンパイアの近代化を図る先代始祖ヴラディスラウス・ストラウド3世によって一夫一婦制に改められた ちなみに、アーロンは先々代始祖の第二夫人が産んだ子である
始祖「確か、始祖は最大4人まで妻を持てたはず」
始祖「いやあ、4人のうち誰を第一夫人にするか 僕ちゃん、今※から悩んじゃうな~♪」
アーロン(…このくそガキ!!)
※注:始祖様はまだ15歳 結婚は成人後となる
始祖「おじ上、顔色がお悪いですよ どうかされましたか?」
アーロン「い、いや別に その、何だ …今回の話はなかったことに」
エルヴィラ「くっくっく やってくれたわね、ヴラド」
エルヴィラ「いくらうちの親父でも、腹心の部下に向かって『始祖様がおまえの娘をご所望だ 第三夫人にしてやるから差し出せ』とは言えないものね」
始祖「これにこりて、当分、俺のところに縁談を持ってこれまい」
エルヴィラ「でもね、ヴラド 政略結婚はさておき、親父があんたに早く家庭を持ってもらいたいと思っているのは事実よ …それだけはわかってあげて」

アーロン・スレイヤーにとってはただひとりの甥っ子
心底、甥の幸せを祈る気持ちにうそ偽りはない
始祖「…… 勘違いすんなよ、エルヴィラ姐さん 俺はおじ貴のことを好きじゃないが」
始祖「…けっして嫌っているわけじゃない」
エルヴィラ「……ヴラド」