2020年11月15日日曜日

ヴラディスラウス・ストラウドの憂鬱 5

執事「私は先の執事さんにたいへん可愛がってもらいました」
執事「私に執事のノウハウを仕込んでくださったのもあの人です」
執事「私にとっては大恩人です」
執事「いまわの際に、私に『くれぐれも坊ちゃまを頼む』と言い残されました」
執事「その大恩人との約束をどうして違(たが)えることができましょう」
始祖「そうか じいが死んでもう5年…か」
執事「そういえば、あの人は最後まで始祖様のことを『坊ちゃま』と呼んでいましたね」
始祖「あいつは俺が生まれる前からここにいたからな 実の親父以上に俺を大事にしてくれた」
始祖「………」
こんな昔語りができるのも、今はもうこいつしかいないのか
執事「始祖様?」
執事「……!?」
始祖「×●△■÷√…!!(訳:てめえ、よくも舌を噛みやがったな!!)」
執事「どさくさまぎれに何さらすんじゃ、わりゃあ」
始祖「俺は人を噛むのは好きだがな、人に噛まれるのは好かん」
今日の始祖家:所持品の中の不要品をすべて売り払って何とか今週の支払いはすませられました
執事「次回はチートで何とかしましょう」←メタ発言はやめましょう


0 件のコメント: