2021年7月24日土曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 4

パスカル「108というと、ちょうど煩悩の数と一緒ですね」
始祖「煩悩?」
パスカル「サンスクリット語でクレーシャと言います 仏教用語ですね 心身を悩ませ、苦しめ、煩わせ、汚す心の作用のことです」
始祖「…ほう おまえ、ブッディスト(仏教徒)だったのか」
パスカル「いえ、プロテスタントです」
始祖「……」
始祖「じゃあな、行ってくる ホントは行きたくねえが」
Ziggy「な~ご♪」
パスカル「(ぼそっ)18回目」
始祖「…よさんかい」
執事「やれやれ、やっとお出かけになられたか」
パスカル「『行きたくない』を18回連呼されてましたが(笑)」
執事「アーロン様(=始祖様のおじ上)も野心家ではあるが、根は悪いお方ではない」
執事「坊ちゃまがお小さい頃、何度かスレイヤー邸に招いてくださった 坊ちゃまがひとりでお淋しそうにされているのをほうっておけなかったんだろう」
パスカル「そうですか」
パスカル「ごはんだよ」
Ziggy「な♪」
スレイヤー邸
始祖「お誕生日おめでとうございます、おじ上」
アーロン・スレイヤー「よく来てくれたな、ヴラド」
始祖「…!?」
アーロン「ちょうどよかった 君に是非紹介したいお嬢さんがたがいてね」
スレイヤー卿の誕生日パーティーは、実は始祖様のお見合いパーティーでもありました 
さあて、どう切り抜ける?
今日のふたり1:あいかわらず不登校です というか、プレイヤーによって登校をはばまれています
今日のふたり2:電話で学校に病欠届けを出せます
始祖「ラッキー♪ 病欠が認められたぜ 何して遊ぶ?」
パスカル「私はあなたと違って仮病ではありませんから」


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