2021年7月26日月曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 5

執事「わしにはささやかな夢があってな」
執事「坊ちゃまが成人されて、お美しい奥方を娶られ…」
執事「ひとりかふたり、お子様を儲けられ」
執事「誰よりも幸せなご家庭を築かれる …ふっ、そんな夢※じゃ」
※注:こちらでパスカルがエルヴィラ姐さんに語った夢とは老執事の夢にほかなりません パスカルは無意識かどうかは別にして、自分の夢とすり替えているわけです
執事「まあ、それを見届けるまでわしの命が続くかはわからんがな」
パスカル「……」
一方、その頃
アーロン「紹介しよう 左から、アン・アトキンス嬢、バーバラ・ボールドウィン嬢、クリスティーナ・コールリッジ嬢、ダフニー・ダンフォード嬢だ」
始祖(A、B、C、D…でいいか)
実は、始祖様は人の名前を覚えるのが苦手 いや、関心のない相手の名前などさらさら覚える気が起きないというのが本音
始祖(どの娘もおじ貴の息がかかった名家のご令嬢ってとこか)
アーロン「じゃあ、あとはお若い方同士でお楽しみください」
始祖(まあ、そっちがその気なら)
始祖(こっちも受けて立つぜ)← 生来の負けず嫌い
お嬢様がたはギャラリーからお借りしています
今日のミステイク:おじ上に髭を付けるのを忘れていました まあ、髭を剃ったということでよろしいですね ←誰に訊いている?


2021年7月24日土曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 4

パスカル「108というと、ちょうど煩悩の数と一緒ですね」
始祖「煩悩?」
パスカル「サンスクリット語でクレーシャと言います 仏教用語ですね 心身を悩ませ、苦しめ、煩わせ、汚す心の作用のことです」
始祖「…ほう おまえ、ブッディスト(仏教徒)だったのか」
パスカル「いえ、プロテスタントです」
始祖「……」
始祖「じゃあな、行ってくる ホントは行きたくねえが」
Ziggy「な~ご♪」
パスカル「(ぼそっ)18回目」
始祖「…よさんかい」
執事「やれやれ、やっとお出かけになられたか」
パスカル「『行きたくない』を18回連呼されてましたが(笑)」
執事「アーロン様(=始祖様のおじ上)も野心家ではあるが、根は悪いお方ではない」
執事「坊ちゃまがお小さい頃、何度かスレイヤー邸に招いてくださった 坊ちゃまがひとりでお淋しそうにされているのをほうっておけなかったんだろう」
パスカル「そうですか」
パスカル「ごはんだよ」
Ziggy「な♪」
スレイヤー邸
始祖「お誕生日おめでとうございます、おじ上」
アーロン・スレイヤー「よく来てくれたな、ヴラド」
始祖「…!?」
アーロン「ちょうどよかった 君に是非紹介したいお嬢さんがたがいてね」
スレイヤー卿の誕生日パーティーは、実は始祖様のお見合いパーティーでもありました 
さあて、どう切り抜ける?
今日のふたり1:あいかわらず不登校です というか、プレイヤーによって登校をはばまれています
今日のふたり2:電話で学校に病欠届けを出せます
始祖「ラッキー♪ 病欠が認められたぜ 何して遊ぶ?」
パスカル「私はあなたと違って仮病ではありませんから」


2021年7月22日木曜日

続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 3

始祖「楽しそうだな、パスカル 何をやっている?」
パスカル「ガーデニングです」
始祖「そんなの見ればわかる」
パスカル「だったらお訊きにならないでください」
パスカル「季節の花ばなやニンニクを植えてみました」
始祖「ほう」
始祖「残念だったな 俺はニンニク耐性持ちだ 嫌がらせにもならん」
パスカル「ちっ」
始祖「『ちっ』って何だよ」
パスカル「あれ? 本が増えている(誰が…って、始祖様しかいないか)」
仕事の合い間、パスカルはこの図書館で本を読むことを始祖様から許可されている
パスカル「『猿でもわかるガーデニング・入門編』『猿でもわかるガーデニング・初級編』『猿でもわかるガーデニング・中級編』…」
パスカル「…私は猿ですか」
いいえ、チベットスナギツネです
始祖「♬~♪」
パスカル「始祖様 おくつろぎのところ申し訳ありませんが、そろそろお支度を始めないと」
始祖「わかった 今出る」
今晩はおじ上・スレイヤー卿の108回目の誕生日パーティーなのです
始祖「マジ、行きたくねえ」
パスカル「…もう 何度目ですか、その台詞」
始祖「そうだ、パスカル おまえ、俺の代わりにパーティーに出席してくれないか」
パスカル「そんなことできるわけないでしょう」
始祖「あ~、くそ 行きたくねえ」
パスカル「17回目ですね」
始祖「…数えてたのかよ おまえもけっこう底意地が悪くねえか」
パスカル「(笑)」
今日のNGシーン:この頃はまだ出会っていないふたり 初対面はこの7年後です → 参照記事